子どもの教育における動物の役割、昨年の基礎編に続き今年はヤングアダルト編開催しました。
昨年参加してくださった方々も引き続きご参加くださり、また新しく興味をもってくださる方もおられ12名の参加となりました。
そして10名の方が非常に満足、2名が満足というアンケート結果でした!
講師はアニマルセラピーの第一人者、山﨑恵子先生です。
ペット研究会「互」主宰
- 国際基督教大学人文学科卒業。
- 優良家庭犬普及協会 常任理事
- 米国ペットパートナーズ協会認定インストラクター
- 動物介在療法コーディネーター
- 新潟国際ペットワールド専門学校 特別講師
- 動物に関する執筆、講演、講義、翻訳、通訳に幅広く活躍中。
山﨑先生主宰「ペット研究会互」の東京でのセミナーでは、まる2日間の内容をぎゅーっと1日にして大阪での開催。
毎回、最新の内容を盛り込まれ、10時から16時30分までお昼休憩とただ1回のトイレ休憩のみという脳みそフル回転な濃いセミナーとなりました。
最後に仰られたお言葉
セミナー内容
◆Play と Care
◆5つのC (Create,Comprehend,Catch,Control,Commicate)
◆Healing Species
◆アニマルリテラシー
- 動物とヒトとの関係の基礎原始の血の説
- 野生動物をペットにする、
- 動物園という施設の実態
- ペットロスとは
- 動物の保護・愛護活動・シェルター事業とは何か
- 動物実験をどうか考える
- 農業動物/食糧動物を考える
- エンタテイメントに於ける動物の扱い/メディアの問題点
- 緊急災害時の動物の扱い
- 人を助ける動物たち
- 社会とペット
などなど、
周囲の人間、親、教師などと動物の関係がいかに子どもの動物観に影響を与えるのか、メディアに惑わされることなくアニマルリテラシー動物たちのリアリスティックを伝えることが大切だと。
昨年東京で拝聴した内容+新しく「Healing Species」のお話と周辺視野を広げること、アクティブラーニング、アンガ―マネージメントを教えるのに動物がほんとにいいんだ~と再認識できたことがセミナーに参加してわたしが感じたことです。
また恵子先生が
どう結び付けるか考えるではなく日常になっておられることに驚嘆し、わたしももっと周辺視野を広げてもっと関われることをしていきたい~と強く感じたのでした。
そして山﨑先生が好きな言葉『畏敬の念』
動物や自然に対して「わぉ!すごい!」と感じること、これは昨年も聴いた言葉。
例えば、さなぎが蝶になる瞬間をみれたり、セミが殻を破って出てきて羽を広げていく様子をみるとワクワクドキドキしませんか?
子どもたちがどうやって学ぶか?
生き物がいるー子どもたちの好奇心をそそられる体験をとおして、楽しみながら遊びながらひとつひとつの自信に繋げることが大切だとも感じました。
参加者の声
なぜこのセミナーに参加しようと思ったのか?
- 2016/10月のペットパートナーズセミナーで『互』を知って。
- 興味ある内容、知っておきたい内容だったため
- 大阪開催であること
- 子どもと教育、動物の役割に期待して
- 子どもの教育に興味があり将来は命の大切さや動物のおかれる環境について子どもや大人にも伝えていきたいと思っているので。
- 普段の子どもと関わる活動の中で迷ったり考えたりすることが多く、活動を見つめ直してみるきっかけが欲しかったので。
- 子どもと関わる仕事をしていること。動物との関わりを学びたいと思っていたので。
- 動物と人との関係について深く学びたい、特に子どもと犬の関係について知識を増やしたかったため。
いちばん印象にのこっている内容は?
- Healing Species 7人 現場での活動に生かしてゆくことができればと思いました
- 視野を広くする
- Play と care 重要性・動物が豊かな経験を提供してくれる 6人
- 久々に山﨑先生のセミナーを受講しました。進化しているのを感じました。忘れてしまっている内容も思い出すことができました。
- ヤングアダルトへの働きかけが色々な状況を変化させることにとても大きな影響を持っていること。
- クリエイティブな人が物事の改善をしたり現状の問題点を見出すのに適していること。まわりがあれこれ手を出すより、本人の興味をサポートしてあげた方が良いこと。
- ヤングアダルト教育の「アニマルリテラシー」としての教育内容は、ヤングアダルトを超えたアダルトの人たちにも興味をもっていただきたい内容だと思います。それぞれの項目についてもっと深く知りたいと思いました。(2日間のセミナー受講したいです)
- 午前:脳のお話は興味深かったです。 午後:恵子先生が実際に抗議されているプログラムのひとつひとつが自分も学生に戻り受講したいです。
- 子どもが育っていく中で犬がどの様な位置づけで、どの様な意味をもたらすのか(自然発生的な遊び)
なぜヤングアダルトなのか?
山﨑先生が12年間ヤングアダルト教育を実施された中でのフィードバックです。
この講義を受ける前の自分がどれだけ多くの動物と彼らとかかわる人間との問題についてなにも知らず、また知らないことに疑問を抱いていなかったのか、と痛感した。動物に関する問題を考える際「動物が可哀そうだからダメ」と感情のみですぐに結論つけるのではなく、「その考えは本当に動物のためなのか」「その問題は人間の、動物の知識の至らなさや接し方がそもそもの原因ではないのか」とひとつひとつ考えるようにしなくてはならないと思った。そして動物に関する問題では人間と動物は切り離せないということを忘れてはならないと感じた。
動物に関する問題は私たち人間と切り離せません。
アニマルリテラシーをより多くのヤングアダルト~アダルトの方に伝えていかねばと感じています。