• 田中 理恵

グリーフ・・・愛犬の死から

約10年 いつも一緒に動物介在活動・療法・教育に参加してくれていた愛犬ばからが2017年8月14日早朝未明にお星さまになりました。

 

5月に玄関の段差で右後肢を痛めすこしびっこになりました。

ばからは若い時に少しアジリティをしていて右後肢前十時靭帯を痛めたことがあり、様子を見ていましたがびっこが治らず、痛みどめのお薬をもらいました。

お薬きいてないのかなぁ~と思っているうちに、6月19日右後肢大腿部がすこし腫れてきていることに気づき診察してもらうと「骨肉種」でした。

「骨肉種」? たしか骨のガンだったよね・・・と、頭の中がグルグル回ってました。

獣医師が

獣医師
「右後肢の断脚をして、抗がん剤処方して1年かな」
わたし
「断脚」?ありえへんし、ばから15歳やし。

私は、抗がん剤や副作用のあるもの、延命治療はしたくないと思っています。(自分にも)

なので、ばからにも年齢が年齢ですし穏やかにお星さまになって欲しいことだけが望みでした。

とっさに

わたし
「断脚も抗がん剤もしません。痛みが増すようなら安楽死を考えます」

と、答えていました。痛みどめなどのお薬を処方してもらい帰ってきました。

「骨肉種」を調べると、かなり痛みが出るらしくとてもツラいとのこと。

とっさに判断したけれど、断脚の痛みと骨肉種の痛みはどちらが辛いんだろう・・・と悩みました。

動物看護師の友人に相談してみると、断脚はすすめられず、痛みがひどくなってきたら鎮痛剤がいいらしいと獣医師にもきいてくれました。

また、ホリスティックをしている友人からもレメディを処方してもらい毎日1粒飲ませることにしました。

ホリステックとお薬の併用はダメらしいので、お薬をやめてレメディとハーブをごはんに混ぜる日々になりました。

前左肩付近にできた腫瘍が自壊したり、右後肢がすこし腫れてきたりしていましたが少し支えると排泄も出来ていた日々です。

グリーフケアセミナーを聴いてきて改めて感じたこと

昨年主催した阿部美奈子先生のグリーフケアセミナーはこちらをご覧くださいね

 

どうしても愛犬が病気になるとわたしの場合「ばから」ちゃんではなく、かわいそうな「骨肉種」ちゃんになってしまうと思います。

ばからも10歳の時に、いつもと変わりなく元気なのにタンパク質とアルブミンの血液検査の数値だけが悪くなってしまったことがありました。

原因がわからず、数値だけが下がる一方で腹水が溜まる寸前まであっという間にさがりました。

毎週病院に通い、血液検査でわかるところまで調べたけど、原因不明のままで、ばからを見ては泣いてました。

すこし軽い接触事故も起こしてしまいましたし、お散歩もそこそこに病院は時間かかるし疲れるし、飼い主はくらーい顔してるし・・・その様子をみていたばからはどう思っていたのかな・・・とグリーフケアのお話を聴いたときに感じてました。

 

もちろん泣かずにはいられないときもありました。

そんな時は愛犬の前では笑顔を心がけ、涙があふれるときは車を運転しながらでした。

 

一昨年、昨年と動物医療グリーフケアアドバイザーの阿部美奈子先生のお話を聴いて

今までは飼い主目線だったこと、愛犬の目線、愛犬の中に入って考えていなかったことに気がつきました。

 

愛犬は飼い主の笑顔が大好きだし、楽しいこと、お散歩、おでかけ、ごはんと毎日の日常の中で安心して過ごせるんですよね。

今までのお散歩の距離が歩けなくなったら、カートや犬によっては車椅子もあります。

お散歩もカートに乗って、気分転換。

猛暑のため、お出かけがあまりできなかったことが残念だけど、カートに乗って近所のお散歩も悪くない~よね。

8月に入って台風が来たころから、横たわる時間が増え、後肢を支えると排泄はできるけれどオムツをつけることにしました。

右後肢、左肩も少しづつ腫れてきていて、どれだけ痛いんだろうか、かなりしんどいのだろうかと心配していると動物看護師の友達が様子を見に来てくれて

ともだち
「息も荒くないし、寝てるようだし、穏やかな顔してるし、痛みはほとんどないとおもうよ」

っていってもらえてひと安心しました。

でもその2日後からご飯を半分残すようになり右後肢も腫れというよりも浮腫になってきました。

ごはんを残す・・・今まで食欲がなかったことがないばから。

もうご飯いらない・・・っていうことは、旅立つ日が近いということ。

無理やり食べさせることはしたくなかったので、食べたいものを探すことにしました。

さつまいも・かぼちゃ・チーズ・卵・ヨーグルト・シュークリーム・バナナ・パイナップル・・・などなど。

大好きだった卵もいらないって顔をそむけられた時には、愕然としてしまいましたがチーズとバナナだけはちょっとでも食べてくれました。

お水もポカリスエットや経口補水液もムリそうだったのでゼリーなら・・・と試したけど食べてくれませんでした。

いらないっていっているのに、旅立つ準備をはじめているのに、もうばからの意思にすべて任せようと決めたんです。

  • ちょっとでも長く一緒にいたい。
  • ばからがいなくなるなんて信じたくない。
  • なんとしてでも引き留めたい。

って思うことは当たり前です。

けど、ばからの場合、もう15歳と5ヶ月、人間にしたら102歳を超えているんです。

 

もう痛みなく穏やかに旅立つことだけが最後の望みでした。

15歳の誕生日から、がんばらなくていい、思うときに旅立ったらいい~と日頃から話していました。

最後はなんとなく私のいない間に旅立つのではないかと感じていたら本当にそうなりました。

ばからを看取って

愛犬とのなにげない日常を大切にすることの大切さを実感することができました。

ばからを尊重しばからの意思に任せることも大切。

わたしの場合、1頭目がリンパ腫だったけど11歳、2頭目が14歳6ヵ月老衰という看取るという時間があり、また年齢も若くないので、ばからのような看取りができたのだと感じます。

何の前触れもなく急に旅立ってしまわれたら、わたしもどうなっているのか想像もつきません。

 

わたしにはもうひとり愛犬のかれんがいます。

友人知人の方の中には、残されたかれんのことを心配くださっているのですが

ばからが病気だということもわかっていたと思いますし死期が近いことも理解していたと感じます。

動物にとって『死』は特別なことではなく自然なことだと思います。

なので、かれんはひとりになってしまいましたがいつもと変わりなく、

また、かれんの日常ときどきお出かけを大切に、かれんの意思に任せていこうと思っています。

そしてばからにはありがとうを~この笑顔は宝物です

キラキラおめめのばから♡大好きだよ♡ありがとう♡

 

この記事を書いた人

cocoru

ドッグセラピーの普及・ドッグアシスティッドセラピストの育成。わんわんパトロールのコミュニティーをつくっています。

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