• 清水かおり

ふだん着ごはん会は、湯気料理で

大寒を迎えて日本中が凍りついたような一日だった昨日のお昼、北風が吹き荒れる中を、大切な友人がお母様と一緒にわが家にやってきてくれました。

今日は肩肘の張らないお昼ごはんの会。

おもてなし料理ではなくて、いつものお昼ごはんを一緒に食べるというふうにしたいけれど、寒い中を訪ねてくれるおふたりのために、何かほんわかとあったまるものを・・・ となれば、やっぱりこれしかない、の、せいろでの蒸し料理。

これに合わせてちょこちょこと小さな野菜おかずを並べたら、心もあったまる冬のごはんができました。

せいろ料理1

  • 豚バラ肉を巻いた大根と季節の野菜のせいろ蒸し
  • わさび菜とだし殻かつお節の白和え
  • 二色の人参の白黒胡麻和え
  • 紅しぼり豆の甘煮
  • ゆり根とまいたけの炊き込みごはん
  • 根菜と白花豆の和風ミネストローネ

これは、太めにカットした大根に豚バラ肉をくるくると巻き付けて、15分くらい蒸してできあがりのかんたん料理。柚子胡椒にお醤油とオリーブオイルを混ぜたたれやもろみ味噌でいただきます。蒸気でバラ肉の脂が適度に落ちてくれるので、意外とあっさり、いくつでも食べられます。

大根にかぶ、ブロッコリー以外にも里芋やれんこん・・・、冬野菜はせいろ蒸しにどれもうってつけですね。

根菜ミネストローネのお出汁は、乾椎茸と昆布の戻し汁に白花豆の煮汁を加えたもの。

具材は、ごぼう、人参、大根、八頭、セロリ、乾椎茸、そして白花豆。

ことこと煮込んでいくと、野菜たちから甘味やうま味が溶け出してきて、味付けは最後に小さじ1のうすくち醤油と塩ひとつまみだけで十分。

時間が経てば、お豆やお芋さんが少し煮崩れて、ほどよいとろみも出してくれます。

ゆり根とまいたけだけのシンプルな炊き込みごはんは、お米3合にうすくち醤油とお酒がどちらも大さじ2、塩小さじ1/2の味つけで、炊くときに10cm角くらいの昆布を加えます。

ゆり根のほくほくがたまらない、冬ならではのお楽しみごはん。

ぜひ試してみて下さいね。

食後の甘味には、これ。

ふたつきのレトロモダンなこの器は、友人のご実家から譲り受けた私のお気に入りです。

中には、白小豆のおぜんざい。

白いお豆さんも煮ていくと色は普通の小豆とあんまり変わらなくなりますが、お味は少しあっさりとして、加えた甘酒の甘さがちょうどよい感じに仕上がりました。

せいろで野菜を蒸すときのポイントはふたつ。

  • 少し早めに湯気から離す・・・せいろのまま食卓に出す場合は火からはずしてもしばらくは火通りが進むので、まだほんの少し硬いかな、というところで止めましょう。
  • 時間差で蒸す・・・色々な野菜を同じせいろで蒸す際には、野菜によって蒸し上がりの時間が違うので、時間差で加えるようにして下さい。

今日は、暦では大寒の次候 水沢腹堅 〜さわみずこおりつめる 〜

まさに文字通り、近くの池にも全面に氷が張り、水鳥たちが困ったようにその上をよちよち歩いています。

これを通り越したらもうすぐ立春。

春は待ち遠しいですが、この一番の寒さも大切な暦の1頁、この寒さがあるからこそ春の訪れに心躍らす・・・ そんな先人の思いをかみしめて過ごしたいと思う朝です。

この記事を書いた人

清水 かおり

だしソムリエ1級。 食卓カウンセラー。 ときどき、獣医師。 季節を感じるごはんの作り方や暮らしの工夫をみんなで楽しく分かち合うごはん教室の主宰。ていねいな暮らしはほんのちょっぴりていねいな日常茶飯事から。お料理の好きな方、苦手な方、同世代の方、若い方、ご自身の日々のごはんと暮らしごとを今よりもっとこころ豊かなものにしたいと思ってらっしゃる方ならどなたでも来ていただけます。

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