• 清水かおり

夏の夕暮れごはん会を開きました。

立秋も過ぎた昨日、以前から約束して楽しみにしていた、私の勤める専門学校の卒業生たちとのごはん会をわがやで開きました。

暦の上では秋、でも気候はまだまだ盛夏のこの頃、どんな食材にするか迷いましたが、働く女子たちばかりなので、盛りや名残の夏野菜、走りの秋野菜を中心にしたゆるベジ和食に決めました。

まだまだこれからの季節に応用が利くので、よかったら作ってみて下さいね。

ごはん会の献立です。

Haco前菜 

蓋付きの重箱やおべんとう箱に盛り込むと、開けるときがワクワク。

そのために、ゲストにはそれまで中を絶対に見せません(笑)

左上から時計回りに

  • 金糸瓜と茗荷の胡麻酢和え
  • 無花果と粟麩の胡麻味噌焼き
  • 薩摩芋のニッキ揚げ
  • 獅子唐の射込み
  • 苦瓜のピーナッツ白和え
  • 焼き茄子のロール寿司
  • 南瓜豆腐

無花果は、へたから1/4くらいを切り取り、十文字に切れ込みを入れて、オーブンで焼きます。

その間に粟麩を適当な幅にスライスして、ゴマ油で焼いて淡口醤油で味つけをし、白味噌や錬り胡麻、甘酒、みりんなどで胡麻味噌を作っておきます。

焼けた無花果に味噌を塗り乗せ、さらに粟麩を乗せてから無花果のスライスを一片てっぺんにおいてさらに焼き上げて出来上がりです。熱々のものよりも少し冷めたほうが、美味しいですよ。

 

薩摩芋のニッキ揚げは、シナモン味の薩摩芋のコロッケ。焦げて見えるのは、中に入れたレーズンです。衣は、麩をすり下ろしたもの。

 

獅子唐の中に詰めたのは、水切りしたお豆腐。いつもは海老のすり身を鋳込みますが、ベジで何か・・・と考えた時に白和えで残ったお豆腐が頭に浮かびました。擬製豆腐のような具材を今から用意するのは時間がないし・・・、味のアクセントになるものは??と冷蔵庫を見て考えついたのが、大徳寺納豆とドライトマトの組み合わせ。揚げる直前に思いついたアイデアです。 乾物はやっぱり便利ですね。

 

焼き茄子のロール寿司。

わが家の夏秋の定番茄子料理である、茄子ロール。でも、それはオリーブオイルでソテーした茄子で生ハムやバジル、あるいは大葉を巻いて作る、ちょっぴりイタリアンな前菜です。

これは、わが家の定番中の定番、茄子と生ハムのロール

今回のは一口サイズのお寿司です。オリーブオイルでソテーするとちょっと油っぽ過ぎるので、ソテーではなしに、刷毛でオイルを塗ってオーブンで焼いて焼き茄子にしてみました。すし飯には、新生姜と茗荷の浅漬け、それに大葉のみじん切りを混ぜ込みました。大葉と焼き茄子ですし飯を巻き、仕上げには煮詰めたバルサミコ酢を一塗り。

特別なものでなくても、こうやって箱に盛り込むと、ごちそうに見えてくるから不思議ですね。

無花果の葉っぱや、葡萄やへちまの蔓などの緑があれば、箱の中のアクセントとしてさらにおもてなし感が出てよかったかも。

お庭にあれば、ぜひ活用してみて下さいね。

西瓜とブラータの和風カプレーゼ

すいかは今SNSで大流行の食材です。で、私もちょっと前菜にトライ。

小玉すいかとブラータチーズの上に乗っけてあるのは醤油糀。

オリーブオイルを回しかけようと思って忘れてしまいましたが、これだけでも十分美味でした。すいかとお塩、チーズと味噌、すいかと糀は奈良漬けでも好相性なので、この3者がぴったり来るのは当たり前かもしれませんね。

長茄子と蕎麦と対馬ひじきの揚げ浸し

茄子は鮮やかな紫色がいのち。明るい紫色が美しい長茄子なら、さっと揚がるし色も褪せないだろうと思っていたのが大失敗の元でした。

油から引き上げるとみるみる紫色が褪色し、写真のような出来映えに・・・(泣)

きっと、お鍋の底面に食材がつかないくらいの深めの油でさっと揚げたらもう少し美しくなったのかも。

茄子の揚げ浸しとひじきを加えたそばとをつめたく冷やしためんつゆでいただく一皿です。

青もみじは、冬瓜のさっと煮で。

本来は、茄子の紫、そばにひじきの黒いアクセントに冬瓜の薄緑と大根おろしの白が爽やかな彩りの一品になるはずだったんですが、

苦し紛れに加えた茗荷も逆効果だし、せっかくのお気に入りの器に少し盛りすぎてしまったりと、ちょっと残念な出来上がりになりました。

やれやれ、リベンジ必須ですね。

ゴーヤの天ぷら

ゴーヤ好きのゲストのための、ゴーヤだけの天ぷらです。

ゴーヤは横に半分、縦に8等分、衣にもすり下ろしたゴーヤが入っている、ダブルゴーヤのレシピです。

すりおろしのゴーヤをもう少したくさん加えると緑がもっと濃い個性的な衣になります。

ゴーヤ好きの方はぜひお試し下さいね。

高野豆腐のチリ唐揚げ

野菜料理研究家の宮本しばにさんのすりこぎレシピを参考に、からりと揚がるように最後の粉をタネに混ぜ込まずにまぶしつけてあげたちょっとピリ辛の唐揚げです。

パプリカパウダー、チリパウダー、カイエンペッパーがとてもよい仕事をしています。

ゲストのみんなにも大好評。

大好きな高野豆腐、煮物以外にもどんどん使っていきたいですね。

締めの唐黍ごはんとお味噌汁

今が盛りの唐黍(とうもろこし)。

スープに寒天寄せ、かき揚げに冷たい茶碗蒸し、といろいろ大活躍の食材ですが、やはりいちばんはシンプルな唐黍ごはん。

この夏すでに4回目の登場です。

冬瓜とネギのシンプルなお味噌汁とは相性抜群です。

この組み合わせをいただきながら、ここでも一汁一菜の話題に花が咲きました。

甘いものは、色々豆のスパイスシロップ煮 前川金時のラム酒あんのせ

夏の甘味は、やはり冷たいもの。

冷やしぜんざいは定番ですが、今回は、たくさんの在来豆が手元にあるので、色々混ぜて煮てみました。

煮上がった豆を予め用意しておいたシロップに漬けこんで完成です。ホールのクローブやカルダモン、シナモンスティックを加えておけば、スパイシーなシロップ煮が楽しめます。

それだけでは、少し寂しいので、前川金時でラム酒あんも作りました。黒糖とキビ砂糖、ラム酒の風味が効いています。

当日は寒天を用意して、変わりあんみつ豆に仕立てました。

写真では、豆の様子がわかりにくですね。

これは、次の日のおやつのじかんに取った写真。

透明な寒天は味なしのプレーン。

黒い寒天は、ラム酒あんを作るときに生じた甘い煮汁で作ったもの。

煮汁は捨てずに取っておくと、こんなステキなおまけがついてきます。

左奥にあるのは、お持たせの「フリュテリー果坊」の杏仁豆腐。

さすが、若い人たちの美味しいスウィーツに対するアンテナ力は抜群で、私はいつもみんなのセレクトをお手本にさせてもらっています。

わが家の食卓、もうひとつのお楽しみ

いつもなら、ゲスト訪問の時には一目散にクローゼットに逃げ込んでほとんど姿を見せないこわがりぴー君も、今回は最初からリビングでリラックス。

いつの間にか、膝に入って、さながら猫カフェ状態です♪

猫たちのしぐさにひとしきり笑いが起きてその場がぐんと和やかになると、みんなの醸し出すその心地よい雰囲気が、ますます猫たちにも警戒心を解かせていくのでしょう。

外のお店で集まるごはん会もそれはそれは魅力的ですが、一緒に食卓を囲んでぺたんと座りこみ、語り合って飲んで食べて、いくらでも笑ったり泣いたりできるそんな「おうちごはん」もいいもんだなって思ってもらえたら、そして、そこに猫たちも一役買ってくれているとしたら、ホストとしては最高にうれしいこと。

これからも、美味しいもの用意して猫たちと一緒に待ってますね。

 

 

 

この記事を書いた人

清水 かおり

だしソムリエ1級。 食卓カウンセラー。 ときどき、獣医師。 季節を感じるごはんの作り方や暮らしの工夫をみんなで楽しく分かち合うごはん教室の主宰。ていねいな暮らしはほんのちょっぴりていねいな日常茶飯事から。お料理の好きな方、苦手な方、同世代の方、若い方、ご自身の日々のごはんと暮らしごとを今よりもっとこころ豊かなものにしたいと思ってらっしゃる方ならどなたでも来ていただけます。

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