• 特定非営利法人 心織(ここる)

災害時に役立つテリントンTタッチ

テリントンTタッチ災害編犬連れワークショップを開催しました。

わんちゃん8頭、見学2名の参加があり、とても満足80%、満足20%というアンケート結果となりました。

ご参加くださった皆さまありがとうございました。

日時:2016年6月27日

講師:此村玉紀先生

   テリントンTタッチ認定プラクティショナーP1
   テリントンTタッチ&トレーニング イン・ワン・フィールド主宰
   広島県三原市在住

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場所:愛犬家サロントゥトゥヴィヴァン

なぜ開催しようと思ったのか?

熊本震災が起こったとき、熊本の実家に帰られていた友人から。

『14日午前に熊本に到着して、その日の夜9時 半頃に1回目の地震がありました。熊本を発ったのが17日でしたが、時間が経つにつれ余震がある毎に、愛犬の動揺は酷くなって、どう対処してやればよいのか、本当に途方にくれました。揺れると、とっさにその場から逃げ出そうとするので、常に目を離せないし気も抜けないので、飼い主も疲れ果ててました。(しかも、余震で寝てないので。)

家に帰ってきた当初はちょっとした揺れや大きな音、特に緊急地震速報を思わせる電子音にはかなりナーバスになっていました。

今は、揺れることもないので、以前と同じ状態に戻ったように見えますが、実際のところはどうなのか?わかりません。
今でも現地で過ごす犬とその飼い主さんたちの精神的な負担は相当だろうと思います。』

と、メッセージを頂きました。

こんなとき、日ごろからのしつけやマナー、トレーニングも必要です。

が、トレーニングだけではどうしようもないストレスや不安・恐怖を少しでも和らげてあげたい!と思うのが家族です。

愛するペットにも使えるし、私たち人間にも有効なツールであり、道具もいらなくて、自分の手さえあれば出来るのが「テリントンTタッチ」です。

此村たまき先生を広島からお招きして、災害時に役立つテリントンTタッチを教えて頂きました。

テリントンTタッチって?

動物や人間のストレスや恐怖心、不安などをやわらげたり、身体の痛みを減らしたりして、気持ちと体が楽になるのを助ける方法。

 

参加してくれたわんちゃんたち

 

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チョビちゃん13歳 原因不明の体調不良があり、今までいろいろなことを試されてきたけれどあまりよくならなくて・・・とご参加くださいました。

フクちゃん11歳 チョビちゃんの同居犬

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さくらちゃん3歳

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いろはちゃん 熊本で地震に遭遇しナーバスになってしまったと。開催するきっかけを頂いたお話のわんちゃんです。

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ぷうあちゃん 今年全盲になってしまったわんちゃん。毎回参加してくださっています。

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ふじこちゃん。いつも参加してくれます。

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にこちゃん 全盲。前回は初めてでとても緊張してましたが、今回は最初から出てきてくれました。

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チップくん とても元気いっぱいですが、ワークショップがはじまると落ち着いてます。

また、はるばる福岡から見学に来てくださいました!

遠いところありがとうございました<m(__)m>

テリントンTタッチのチカラ加減

はじめてテリントンTタッチをされる方のために、まずはチカラ加減を体験して頂きます。

Tタッチ 017

ほんとにこんなチカラでいいの!?って感じるぐらい。
指を瞼の上においておさえても痛くない程度のチカラともいわれます。

そして、たまき先生にチカラ加減を確認してもらいます。

Tタッチ 018

実際に、愛犬の身体をやさしく鼻の先からしっぽの先までタッチしていきます。

Tタッチ 031

写真のいろはちゃんのように、「そのあたりはさわられると気になる・・・」と訴えてきたら無理せずそこで止めましょう。

「足の先はここですよ~」「しっぽの先はここまでだね~」とタッチしていくことで身体の大きさを意識していきます。

 

たまき先生は高齢者施設でフットケアとTタッチをされているので、高齢者の方が歩きにくくなっているときは、足・指の先までタッチして自分の足を意識してもらうそうです。
そうすると足が動きやすくなり、歩かれていくそうです。

 

震災に対してのTタッチ

 

震災が起きたそのときに

まず自分の安全確認を、そして家族・仲間の確認を、そして弱者の方々を救出すること。
自分や家族が無事でないと救出はできないと仰いました。

 

飼い主は、まずは自分が呼吸すること。

心臓に手を当てて1と1/4のサークルタッチをします。時計回りでも反時計回りでも気にせずゆっ~くりと息をしながら。息をとめないこと。
そしてバイソンリフト(持ち上げておろす手技)を。持ち上げておろすときにゆっ~くりと息を吐くことで緊張をとります。

 

ペットには全身にサークルタッチをしながら一緒にバイソンリフトを。飼い主とペットが一緒にゆっ~くりと呼吸をすることが大切。

Tタッチ 052

震災で避難を続けているとき、あるいは余震が続いているときに

飼い主は、先述の心臓にTタッチとリフトからはじめてみましょう。
家族同士、人間同士でインチワーム(しゃくとり虫のような動きのタッチ)を行うのも緊張を和らげることができます。

飼い主だと肩こりのときにもんだりしますが、これを手のひら全体を使って首の方に寄せて戻すことを繰り返えします。腕や足どこでもできます。痛みやコリがあるところを意識してみてください。

体の不調は気持ちの不調と繋がっています。気持ちが不安なのは当然のことですが、影響ができるだけ少なくなるようにTタッチを活用してくださいね。

 

ペットは、飼い主の不安も感じとってしまいます。
ペットが身体のどこに力を入れているか、身体の硬さや皮膚・筋肉のこわばりなどを探して、その緊張を取り除いてあげましょう。

サークルタッチやバイソンリフトを行って、インチワーム・ジグザグのタッチをしましょう。

インチワーム、しゃくとり虫のようにタッチしていきます。中・大型犬は手のひら全体を使えますが、小型犬には指2本ぐらいでタッチしましょう。

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手のひら全体を置きます

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手を中に寄せます。

寄せてはなすことを繰り返し、少しずつずらしながらしてください。

面積の大きいところは手のひらを使えますが、足や顔などは指をつかいます。

 

いろんな音や声が聞こえてくるは、緊張しやすく耳の付け根が硬くなりがち。

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軽く締め付けることで、落ちつかせることもできます。

Tタッチ 071

これは、サンダーシャツといいますが、マジックテープで身体にあわすので、マジックテープ着脱の「バリッ」という音が苦手なペットには不向きです。

ペット用のお洋服でも代用はできますが、ちょっと締め付けるぐらいのサイズにしてくださいね。

軽く締め付けることで、身体がココにある!という意識につながります。

 

飼い主もペットも、お互いに呼吸をして身体に緊張をためないようにしましょう。

震災に備えて準備しておきたいTタッチ

日ごろからいろんなタッチを楽しんでおきましょう。

Tタッチをすると落ち着くという習慣を身につけておくことで、落ち着くようになる。
今回参加してくださったチップくんがまさにその通りです。
ワークショップがはじまると落ちつき、休憩になるとハイテンション~

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2回目参加してくださったニコちゃんは、前回緊張していてバッグから出てこれなかったのですが、ボディラップをすると安心して出てこれるようになりました。

知らないところでも普通に歩けるようになって、飼い主さんもとてもビックリされていました。

今回は最初からTタッチを楽しんでくれていました。

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前回のとき、ボディラップ中。チップくんともごあいさつしてます♡

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今回の終わりの方では、落ちついて寝てしまいました。

 

さわられるのがあまり好きでないペットは、まずは手の甲で少しずつ撫でることからはじめてください。

手のひらだと掴んだりチカラの強弱ができますが、甲だとチカラは入れることができないためコワクナイ手なのです。

 

またTタッチワークショップのときは、3時間で、いろんな情報をアプローチしていきます。

ペットによっては『もうこれ以上受け入れられません休憩します』とバッグに入ってしまうわんちゃんもいます。

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ふじこちゃん、自ら休憩中。 こんなときは、そっとしときます。

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しばらくすると、また出てきてくれました。

身体が緊張し硬くなると、皮膚、筋肉も硬くなり内臓も硬くなり動きが悪くなってしまいます。

そしてこころとからだのバランスを日ごろから整えておくことが大切です。

Tタッチは場所を選びませんし、手さえあればどこでもできます。

 

Tタッチの良いところは、時間を選ばない、病気を選ばなくどんな病気でもしてあげれることです。

マッサージは、食前後1時間はしない方が良い(消化にエネルギーを使っているから)と言われますし、心臓病やてんかんをもっているペットには使えないのです。

Tタッチはそのようなことを気にせず、テレビを見ながらでも好きな時間にすることができます。

そして、Tタッチのように接触の質を上げることによって信頼の質を上げることに繋がっていきます。

 

最後には参加してくださったわんちゃんたちはまったり~

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かわいい後姿~

参加者の声

 

 

Tタッチの強さがやさしいのでびっくりしました。
自分が今までやっていたタッチ方法では逆効果やったのだと思いました。
これからさらに愛犬との絆をきづくようやっていきたいと思います。

おうちに帰ってからは

とても楽しくて、なるほど~と思うことばかりで、時間が経つのがあっという間でした。
あれから、いろはは心身ともにスッキリしたのか、やたらハイテンションやと思ったらパタッと寝てました。

いろはちゃんママ

 

 

触りたい犬と触りたい飼い主、犬のためだけじゃなくお互いがラクに幸せになれるステキな時間なんだなぁ~と。

フクちゃんママ (チョビちゃんパパと「犬のようちえん」をされています。)

写真や動画を使って、もう少し事例など詳しく知りたかった

チョビちゃんパパ

「犬のようちえん」でもTタッチをご活用してくださるとうれしいな!

 

 

ハートハグ(心臓にタッチ)、自分の呼吸を整えることでペットの呼吸も落ち着くことができるとは考えなかったので勉強になりました。
猫がなかなかTタッチを受けいれなくて…Tタッチ貯金ができない・・・

ニコちゃんママ

たまき先生に直接聞いてみてくださいね!

 

 

 

まず自分が落ち着くこと、自分にタッチを実施する。
犬のことばかり考えていたので目からウロコでした。

犬に対しては普段からタッチを施すことがタッチに反応しやすいからだをつくるということが印象的でした。

ぷうあちゃんママ

 

熊本大震災動物救護活動等支援義援金に寄付しました

おひとり1,000円参加費のなかから寄付しました。
参加者10名で10,000円を振込ました。

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予測不可能な災害に対して飼い主としてペットのために備えておきたいこと(8月29日)

講師をお願いする山﨑恵子先生は、この7月に開催されるIAHAIO(人と動物の関係に関する国際会議)パリ大会の役員のおひとりであり、日本でアニマルセラピーの第一人者でもあります。

また介助犬協会、聴導犬協会の理事もされており、人間の福祉・動物の福祉にとても深い知識をお持ちです。

大変ご多忙の中8月の末であれば大阪に行けますとご協力いただきました。

 

災害が起こると、どうしてもペットとの同行避難が出来るのかできないのか。

避難所で嫌な思いをするなら、車の中で避難生活を送らねばならないことになったり。

まして、熊本のように余震が続き、人も動物も不安な日々を過ごさないといけなくなったとき

ペットの飼い主が、普段からどのようなことに気をつければ少しでもストレスが軽減できるのか。

普段からクレートが安心できる寝床であればクレート避難もストレスが軽減されることになるのではないか。

避難所の中には動物の苦手な方もおられ、そのような方々とどう対処していけばよいのか。

 

月曜日という平日ですが、ひとりでも多くの皆さまに知って頂きたい内容です。

ペットを飼っている方だけでなく、飼っていない方にも聴いていただきご意見も頂くことで、どう対処していくのが良いのかを考える場にできればと思っております。

また、山崎先生に聞いてみたいことも受け付けております。

 

時間が経つと物資よりもお金が必要になってきます。

後援してくださる公益社団法人大阪府獣医師会・大阪市獣医師会さまをとおして

「熊本大震災動物救護支援義援金」に参加費の中からおひとり1,000円を寄付させて頂きたいとチャリティセミナーにさせて頂きました。

 

◆予測不可能な災害に対して飼い主としてペットのために備えておきたいこと(8月29日)

 

この記事を書いた人

cocoru

ドッグセラピーの普及・ドッグアシスティッドセラピストの育成。わんわんパトロールのコミュニティーをつくっています。

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